般若心経ってな〜に(改定版)

平成11年11月24日(初版)

平成13年 3月13日(改定)

ある日、家の整理をしていたら

般若心経の写経の手本が出てきた

読んでみるが

解らん? 

 

 摩訶般若波羅蜜多心経 摩訶:大きいこと、優れたこと

            般若:釈迦の智慧

 観自在菩薩      観自在菩薩はおっしゃった,自由に釈迦の姿を見なさいと

               仏像は釈迦の成長(修行)過程の姿を表現している

               青年期から29歳で出家するまでが 「菩薩」

               35歳で悟りを開いた後が      「如来」

               また、青年期の武芸に励む(?)姿が「明王」

               妃及び宮廷で使えていた人々が    「天部」

→釈迦の教えを舎利子に説く役割を「観自在菩薩」が担った     
                 平成1210月加筆

 行深般若波羅蜜多時  波羅蜜多:釈迦が29歳から35歳までに自分に課した苦行

 照見五蘊皆空     五蘊:五衆(か?)=比丘・比丘尼(仏門に帰依し具足戒を

受けた僧)

            具足戒:男子250戒、女子348

               式叉摩耶尼(釈迦の母)

               沙弥・沙弥尼(息慈、勤策男、求寂の意)

                 得度式を終えたばかりの小僧

・・・ここまでは平成1111月24日の段階での理解

五蘊:色・・・形あるもの=身体の五官

(目,耳,鼻,舌,皮膚)

で感じられるもの「体」

               受・・・感受作用  「心」の要素

               想・・・心に思う作用    〃

               行・・・心に決める作用   〃

               識・・・自分の意識で知る作用 〃

※人はこの五蘊(色以外は見えない=空)の係わりで

成り立っていることをさとり

(照見=智慧の光に照らして見ること)なさい

                 参考:人体の構成要素(古代インド人の思想)を

「五大」「五輪」と言う

                    歯・骨など =地大

                    血液・唾など=水大

                    体温    =火大

                    呼吸    =風大

                    存在の係り =空大

 度一切苦厄     その「さとり=理解」によって,一切の苦厄を救う(度する)

ことが出来る

 ・・・以上1210月追記

 舎利子       釈迦の弟子の名(釈迦より先に亡くなる)と言われるが、我々

俗人のこと

 色不異空      色(しき)と空(くう)は同じもの

  色:実態、感じられるもの

空=無:真理

 空不異色      空と色は同じもの

           位牌から故人の面影を偲ぶ

 11/11/27加筆


 色即是空      色(実態)は空(真理)そのもの(6根に感じるものは、空=無の集まり)

            相手に伝えるには形(アナログ)にしなければ判らない、が

            構成部品は空(デジタル)のため「意」が正しく伝わるかは不明確

            ジグソーパズルとそのピースの関係

 空即是色      空は色そのもの従って、相手の理解(デジタル処理)

表現(アナログ処理)してもらうことで理解の内容を確認する

ことが大切、言いっぱなしでは教えは正しく伝わらない。

根気が要るヨ

 ()受想行識    五蘊の内の感覚作用であり、

 亦復如是色と同じこと。これが多いことによる苦しみが

五蘊盛苦(四苦八苦の一つ後述)

 舎利子

 是諸法空相     この諸法(全ての物事)は空であるが,相(色)として

目に見えるようになる

不生不滅      欲を生じなければ、不満感はなくなる(?)あるいは、

生まれなければ死なない

(逆に生まれることは死ぬこと)ともとれる

 不垢不浄      きたない、きれいの別はない(同じものも見方や立場で変わる)

 不増不減      あらゆるモノはバランスが必要(金、欲)

欲を無くせ、でなく夢として叶えられる器になれ

 是故空中無色    空=無の心を持て

 受想行識      五蘊を軽くしろ(持てるだけにしろ)

 無眼耳鼻舌身意    六根を無くせ(決め付けるな。先入観を持つな)

 無色声香味触法   何も感じなくなる(別の見方が出来る)

 無限界       そこに限りない真理()の世界が開ける(見えてくる)

 乃至無意識界    乃至(あるいは)無意識の世界が開ける

 無無明       邪見・妄執を無くし諸法の真理にふれろ

 亦無無明尽     そうすれば真如に対する無智を知る

 乃至無老死     あるいは老いる・死ぬの苦(四苦)がなくなる

           四苦:生・老・病・死

              これに、愛別離苦(心を残しながら離別する苦しみ、悩み)

                  怨念会苦(人を憎しむ・羨む苦しみ、悩み)

                    原意は恨み憎しむ者同志が別れられない苦しみ

                  求不得苦(欲しいものが得られない苦しみ、悩み)

                     →愛情、幸せ、金・・・

                  五蘊盛苦(次から次の欲への苦しみ、悩み)

              の四苦を加え八苦となる「四苦八苦」

 亦無老死尽

 無苦集減道     苦・集・減・道:四諦(=四つの真理)を知れ!

             苦諦:人生は苦である(四苦八苦して生きなければならない)

             集諦(じったい):無明から生じる煩悩の集積

             減諦(めったい):苦の原因は必ず減らせるという真理

             道諦:整理、整頓する方法(八正道)

        ナゼ欲しいの?何のために必要なの?無かったらどうなるの?

           手に入るの?

 無智亦無得     無(限りなく)智(学び)また,限りなく得(悟る)れば

             欲しいと言う気持ち()はあるが

             何も今でなくても良いと言う気にもなるだろう

             と言うこと

 以無所得故     完璧と言う状態で得るものがないのだから・・・

 菩堤薩タ(土偏に垂) 菩薩永遠なるものを求め,努力する人は

 依般若波羅蜜多故   般若=釈迦の智慧により

 心無圭礙       とらわれることがなくなり、執着心を無くせる

 無圭礙故       執着心を無くすことで

 無有恐怖       恐怖と思うことがなくなる

 遠離一切顛倒夢相   一切の顛倒夢相(誤った執着心から生じる夢)を遠離する(捨てる)

            (道諦により叶えるべき夢とすることで)

 究意涅槃       涅槃の境地に達することができる(欣求浄土)

 三世諸仏       前世・現世・来世の諸仏は

 依般若波羅蜜多故   般若波羅蜜多を悟ったから

 得阿耨多羅三藐三菩堤 阿耨多羅三藐三菩堤を得ることが出来た

             「あ〜のくたらさんみゃくさんぼだい」

 故知般若波羅蜜多   故に般若波羅蜜多は

 是大神呪(祝と同義)  1.大神呪(普遍)

 是大明呪        2.大明呪(平明)

 是無上呪        3.無上呪(無限)

 是無等等呪       4.無等等呪(絶対)  などの真言である

 能除一切苦      一切の苦を除くことができるし

 真実不虚       真実であり「うつろ」ではない

 故説般若波羅蜜多呪  般若波羅蜜多自体が呪である

 即説呪 日      即説呪(釈迦の修行の集大成?)なんだよ 判ったか!

 

 羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦

 菩提薩婆訶(ぼじそわか)

 

 般若心経

 

  以上は、聞きかじった情報と付け焼刃の知識で読んだものであり、

解釈までのレベルではない。

  本編は、情報を正しく伝えると言う観点から捉えたものであり、宗教上の目的はない。

  釈迦の教えは、2500年前、釈迦自身の行動と言葉で諭された。

  従って、文字により残されたものはない(あるかも知れないが)

  般若心経は釈迦以外の者が書いたが、営々と語り次がれている。(262文字で構成)

  色々宗派はあるが、それらのお経は、般若心経を基にしている。

  だから、私には「同じ」に見える(心経のテキスト=副読本)

  中には、自分(開祖)の先祖を経文に入れているものも・・・いやはや

  人間は生きることの苦しみを逃れるため、救いを求める。

  この永遠のニーズが宗教を存続させているものと考える。

  しかし、ニーズが漠然とした対象となると、

意思(情報)伝達は得てして正しく行われず、逆に誤解を生むことさえある。

    → 沈黙は金 ?

  心経の組み立てはホームページのインデックスであった。

  キーワードを並べ、詳細は別の資料を参照(リンク)していくもの。

  解らなければ「自分で努力しろ」ってこと

  教えてもらうなんて、甘ったれるンジャネ〜

 

 

解読作業中・・・

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