パソコン学習のお手伝い

IT講習会って覚えてますか?
約10年前、政府が音頭を取りパソコンの普及を図るために行った施策です。
12時間でWord、Excel、インターネット、メールなどを覚えてもらおうとするもの・・・
私は、2年間指導に携わり、約900人の方のお相手をしました。

文字通り「老若男女」が20名で1クラスを作り3日間缶詰になります。
当然理解力の差はあり、満足して終了する方の反面「自分はパソコンとは無縁」と嘆く方も・・・

そもそも、ワンパターンのカリキュラムで一方的に説明し、12時間で覚えられる訳がないですね。

似た様な現象が町のパソコン教室で起こっていないか?
私は、半年ばかりパソコン教室のインストラクタのまねごとを行いました。
そして、フランチャイズでパソコン教室を開こうかとも思いました。

でも、インストラクタは飾り物になっており、生徒さん達は耳にヘッドフォンを着け
パソコンの画面を見ながら、ひたすら「暗記」することを強いられているのです。
判らないことはインストラクタに聞けば良いのですが、何が判らないかが判らない・・・
で、数十時間「学んでも」理解不足の人が出る。

教室外で個別指導したこともありました。

何が言いたいかって???

パソコンは勉強(強いて勉める)ではなく
学習(習いて学ぶ)するもの。
ですから、「何を学びたいか」をシッカリ持つことですね。
「さあ、教えてくれ」ではダメだと言うことです。

あるお母さんが「子供にパソコンを教えてくれ」と言ったことがあります。
私は「パソコンで何がしたいのですか」と質問。
「何でもいいから、使い方を教えて欲しい」と・・・
で、私はお断りしました。

あなたは、パソコンで何がしたいのですか?


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