ISOって「面倒」「金が掛かる」?
今やISOは国際取引上の「必須アイテム」となっているのは分かりますね
先進国では勿論ですが、120カ国以上が参加し規格の策定と普及に努めているとか
目的は「品質」ですが、似た様なものに「デミング賞」なるものがあります。
狙いは共通ですが、位置付けは「国際的」ではない様な気もします(主観ですが)
一時期、デ賞を取ると「経営がおかしくなる」と言う声を聞き、現に倒産した企業もある
安定した品質を効率的に維持し、顧客信頼度を得るために取得する筈
ならば、経営には大きく貢献し「利益確保」に有効になる訳ですね?
似た様な現象がISO認証時にもあるのでしょうか?
ISOには10000を越える規格がありますが、あくまでガイドライン
各企業が自社に適合する様にアレンジするための「指針」でしょ?
ISOは「取得」でなく「認証」です
その条件は、@不適合が発見されたと言う「証拠」(エビデンス)が明確に出来る事
A不適合である根拠が規格や基準として明確になっているか
B不適合であると納得させられる説明が論理的に説明出来るか
だけ・・・(言うのは簡単ですが)
変な例えですが、自動車は必要最小限の装備さえあれば安全に走れます
余計なアクセサリーが沢山付けば、高く売れますが「維持費」も掛かります
また、故障(異常)時の問題発見もややこしくなる
何か日本のISO対応もこれに似ているのでは?
簡単に出来る事をわざわざ難しくして、「管理点」ばかり増やしている
不適合=不良は「正常」じゃない状態だけでしょ!
「正常」があっさり決めてあれば、不適合は直ぐ定量的に明確に出来る
⇒自分の首を絞めて苦しがっている(誰か?に絞めさせられている?)
勤め人時代はデ賞には巻き込まれましたが
IOS認証活動は遠目に傍観していただけです
9000シリーズ、14000の認証は受けた様です
その後の定期監査では対応が大変だとか・・・
何か余計「面倒なもの」の様な記述になってしまいました。
私が体験したISOは1994年版でしたので
「製品品質」に重点が置かれ、必然的に「定量的」な記録作りが主作業になった様です。
今では、2000年版として製品を生み出すプロセスをコントロールし
『顧客満足度の最大化』を狙い、企業業績を向上させるための
「経営」自体の品質レベルが問われているそうです
まとめますが、ISOの狙いは
経営者が自社の経営品質レベルを即座に簡単に把握する「仕組み作り」です
「顧客最優先」は基本中の基本
☆戻る☆