荻さんの「哲学的独り言」

 19999月 記

人生を設計する・・・と言うこと

 

人が生を受け、死ぬまでの間を「一生」と言うようです

でも、誰も「死」を待って生きている訳じゃない

物心がつき、成長し、所帯を持ち、子供が出来るなどなど

時間の経過とともに

アクセク、アクセク

「責任」と「欲」が大きくなっていきます

責任だけの人生・・・?

欲を中心とした人生・・・?

こんな偏った生き方をする人は少ないでしょうし

そのような人は、HPなど見ることはないでしょうネ

私は、両者のバランスを数十年のスパンの中で計画することを

「人生を設計する」と考え実践して来ました

 

その一つの結果が49歳にて「会社勤め」課程を修了したことです

格好よく言えば「独立しました」と言うこと

実はこれがなかなか大変でした(現在も進行形)

 

でも、この計画は入社時に漠然と

更に翌年結婚してハッキリと設定しました

会社勤めとは

サラリーを稼ぎ生計を立てること・・・に尽きます

逆に言えば、自立できる状態が作れれば修了できる訳です

しかし、「自立した生計」と言う状態を、先に上げた、「責任と欲」

をどうバランスさせて作るかが最大のポイントでした

 

生来私は多趣味で(しかも軍資金の掛かる・・・)

神経質、潔癖症で多欲な人間です

そんな人間が入社して翌年には結婚

「責任の塊」となって行きました

 

「50歳で会社勤めを修了」する

簡単な目標設定です

 

25歳で入社し、25年まで待てば50歳になります

そこで辞表を出せば計画達成(?)ですネ

これは簡単なこと

しかし、私の場合自分にある条件を与えました

 

1.   結婚した嫁さんとの生活は続けること

2.   子供(子孫)は2人以上成人させること

3.   持ち家を残すこと            

 

この平凡な3つの与件で「準備」に掛かりました

 

会社ではいわゆるモーレツ社員に属されました(本人全く自覚なし)

その甲斐(?)あってか相対的には早めの出世(世の中ではそう言う様です)

地位(肩書き)は正に責任そのものでツラカッタ

反面収入は確実に増え、人並みの生活は出来ました

 

25年後の今

 

嫁さん(まだ?)います

3人の子供は2人が成人しました

(孫まで出来チャッタ)

小さいですが、持ち家も計画どおりローン完済・・・リフォームも完

中のレイアウトは月変わり【安住の概念なし】

 

与件完成「会社勤め」課程の単位は取りました

 

そんな訳で4月に退職願い(辞表と言う制度は無い)を提出

6月に受理

時間が掛かったのは「会社の辞め方」を考えていなかったから・・・アハ

 

これから第3の人生を与生(余生ではない)として活きたいと考えています

しかし、決して順風満帆の人生ではありませんでした

バランスを取りそこなったもの

 

最も大きなモノが「家庭」です

会社中心の男が、家庭にどれだけ貢献できたか

お金だけではありませんね

 

家族との心の絆 が「単位未修了」でした

 

追試を第3の人生で受けます

 

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